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三度の飯と本が好き

ナッツ好き必見、ちょっとヘヴィーなケーキ

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 本日のデザート、Nusscremetorte。ナッツクリームとチョコレートとクリームと赤スグリ (たぶん) のジャムが重ねられている。ちょっと汚いけど断面はこんな感じ。

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 甘いだろうなあ、と思いながら買ったものの、やっぱり相当甘い!ナッツ好きだからついつい選んじゃったんだ。ふつうにおいしいんだけどちょっと重めなので、私には半分の大きさで十分…。ただ、私は甘いものをたくさん食べられるタイプではないので、甘党の人にはむしろちょうどいいくらいかも。
 上のチョコレートはこってり (若干ざらつく舌触りはナッツのせいなのか) 、どこを食べてもナッツの風味たっぷり。だけどまあスポンジとクリームは軽めなので、「重すぎる」という印象はあんまりない。でも結局は、一個食べ終えると重すぎるんだけどね。
 濃くてにがーいコーヒーと一緒に食べるのがおすすめ!

止まらない食への好奇心 inドイツ

 ずっとずっと前から、「ドイツに行ったら絶対に食べたい!」と思っていたものがあった。原宏一『ヴルスト!ヴルスト!ヴルスト!』の中に登場する食べもの…メットヴルスト (Mettwurst)である。

ヴルスト! ヴルスト! ヴルスト!

ヴルスト! ヴルスト! ヴルスト!

 

  物語は、高卒認定試験に挑む青年が、ひょんなことから、同じアパートに住むオヤジに巻き込まれ、ヴルスト作りに関わっていくという内容 (こうして要約するとわけわかんないな) 。青年とオヤジが、本場のヴルストを食べるためドイツに渡った場面で、このメットヴルストが登場する。ドイツ人のおばちゃんに勧められ、半信半疑で食べたのに、二人はそのあまりの美味しさにハマってしまう――その描写が印象的すぎた。私は「ドイツに行ったら絶対に食べるんだ」という決意を固めた。
 作中に登場する色々なヴルストに興味を惹かれすぎて、あまりストーリーの内容は覚えていない。これだから食いしん坊は!

 時は流れ…私は今ドイツにいるので、念願かなってメットヴルストを食べられるわけだ。というわけで早速買った。
 ちなみにメットヴルストというのは、「生で食べられるように処理された豚挽き肉」のこと。生の豚肉、ということで敬遠する人も多いようだ。それでもハマる人はとことんハマってしまう、そんな食材なのである。らしい。

 ドイツでは、メットヴルストはそのへんのスーパーにも売っている。私はREWEで購入。真空パックに入っていて、お手軽に買えるのが良い!もちろん、開封後は新鮮なうちにさっさと食べてしまうのが吉。賞味期限も短め。いくら特別な処理をしているとはいえ、なんといっても生の豚肉なので、鮮度と品質にはくれぐれもお気をつけて。お腹壊さないように!

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 食べ方は簡単。カリッと焼いたパンの上にメットヴルストを塗り、あったら黒胡椒をかけて、そのまま食べる。パンは、朝一にベーカリーで焼き立てのを買ってくるのが最高なのだという。残念ながら寝坊したので、私は家にあった全粒粉の食パンを使った。しかも、うっかりしていて黒胡椒を買い忘れた。あーあ!
 でもこれ、ほんとうに心の底からむちゃくちゃおいしかった。食感的には、肉版のネギトロ。肉の甘みと、色々加えられている香辛料のハーモニー…パンの熱でちょっと溶けかかった肉の脂が、もうほんとたまらないんですわ。
 今回は無理だったけど、焼き立てのパンで食べたらもっともっとおいしいだろうなあ!バゲットとか、ライ麦パンとか、ね。あとは、炊き立てのごはんに乗っけて、ネギトロ丼みたいにしたら…ああ想像するだけでお腹が空いてくる。

 それにしても、この調子でいくと間違いなく帰国までに太ると思う…。ドイツに来る前、友人や知り合いが「ドイツはビールとヴルスト以外に美味しいものないから、太らないと思うよ!」と言っていたので完全に油断していたのだけど。
 いろいろあるブロートやブロートヒェン、プレッツェルやベルリーナ―やシュネーバル、大きいけど甘すぎないクーヘンやトルテ、シュニッツェル、ジャンク系でいけばカリーヴルストやケバブ、あとはもちろんビールとヴルスト。あと、そのへんのスーパーに売ってるチョコレートのレベルが高い。むちゃくちゃたくさんおいしいものあるじゃん!
 誰だよ私に嘘教えた奴。

さすがドイツ!?って感じの

 ちょっと変わったものを、昨日スーパーで見つけてしまった。それはカップヌードルのコーナーに鎮座していた

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 インスタントのマッシュポテト。 (しかもカップ) 思わず五度見くらいしちゃった。だって、あまりにも自然にカップヌードルの横に置いてあるんだもん。日本でもおなじみ「マギー Maggi」の商品らしい。
 気になる食べ物があるとついつい買ってしまうのが私である。ということで何の迷いもなく1つ購入してみましたよ。味は3種類くらいあったけど、なんとなく選んだのはこれ。サワークリームとアサツキのフレーバー。お値段大体1ユーロ。

 作り方は簡単、カップヌードルと同じ要領で進めていけばいい。お湯を入れて、しっかり混ぜて、フタをして5分待つだけで…

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 できた!見た目からわかるようにどこからどう見ても普通のマッシュポテトである。
 で、肝心の味だけど、これが意外といけるの。インスタント、しかもカップタイプのマッシュポテトってどうなの…?と思ってたのに、食べてみるとなかなか。食感もちゃんとマッシュポテトだし、じゃがいものホクホク感となめらかさの具合がちょうどいいし。中に入ってるクルトンもちゃんとカリカリで、いいアクセントになってた。濃すぎないし、後味も悪くないし、うーん好きな味!
インスタントということですぐに作れるから、小腹が空いたときに食べてもいいし、ごはんに一品足りないけどもう何も作りたくないときの応急処置 (?) なんかにも役立つんじゃないかな、なんて考えたり。日本に帰るとき、友だちや家族にお土産として買っていったら喜ばれそう。

 とりあえず、このインスタントマッシュポテトは、全フレーバー制覇してみよう。いやあ、異国のスーパーって、見てるだけでほんと楽しいな。