よむねるたべる

三度の飯と本が好き

世界中が敵になっても、私だけはきみを愛しつづけるよ

 約束するよ、レーズンパン。

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 好き嫌いが激しく分かれる食べものはたくさんあれど、レーズンパンこそ、その代表といってもいいんじゃないか。嫌いな人はほんと嫌いだし、嫌いじゃなくてもわざわざ食べたくない…という人が多いような。嫌われもののレーズンパン。というかレーズンそのものが嫌われてるの?

 そんな嫌われものでも、「好き嫌いが激しく分かれる」ということで、好きな人は熱狂的といってもいいレベルの愛を注ぐ。私の母がレーズンパン愛好家 (?) なので、まあ当然私も小さい頃からレーズンパン大好きっ子だった。レーズン自体も大好きで、辛いカレーに入れて食べるのが特に好きだった。弟がむちゃくちゃ嫌がったのでいつしかその習慣はなくなったけど…。

 だけどレーズンパンは、小さい頃から今まで、ずっとずっとお気に入りのパンのひとつ。レーズンパンに目がないといってもいいくらいで、パン屋にあると必ず買ってしまう。たっぷりレーズンが入ったレーズンパンは、ちょっと焼きすぎかな?というくらいカリッと焼いて、これでもか!ってくらいバターを塗って食べるのが最高。
 給食のレーズンパン、小学校でも中学校でも人気なかったけど、こうやって食べれば多少見直されるんじゃないかと密かに思っていた。余ったやつ (人気ないからいつもいっぱい余ってた) 、持ち帰りたくて仕方がなかったんだよなあ。

彦根城城下町と黒壁スクエアでうろうろ

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 突然ですが琵琶湖です。5月末に滋賀県をぶらぶらしてきて、おいしいものをいろいろ食べた、という話を今さら書く。写真の通り、この日は天気も良くて、良すぎるくらいで、これ以上ないほどのお出かけ日和。

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 まず行ってきたのが、琵琶湖のほとりにあるJ'oublie le temps (ジュブリルタン)。滋賀県といわれたらすぐに思い浮かぶ、みんな大好きバームクーヘンの名店・クラブハリエ系列のパン専門店である。一度ここのパンを食べてみたかったので、2階のカフェにはいかずに1階のパン屋でパンを買ってみる。

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 クリームパンと、カレー風味でウインナーの入ったハード系惣菜パン。クリームパンは、定番のブリオッシュ生地にメロンパンっぽいクッキー生地がプラスされていて、なかなか珍しいタイプなのでは?いつも甘いパンを買うとき、クリームパンかメロンパンで悩む私には嬉しいー。中のクリームも、甘すぎず重すぎずのちょうどよさ。軽めのクリームパンだった。
 惣菜パンのほうは、パン生地にみっしりとした密度があって、スパイシーで、ウインナーもいいアクセントになっていて…ワインに合いそう!

 滋賀といえばやっぱり近江牛も食べときたかった。

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 近江牛寿司とコロッケは彦根城城下町でいただいたもの。牛串は黒壁スクエア。お寿司ではやさしくとろける甘さだったり、お上品な脂身だったりを感じたのに、牛串では脂がしたたる!肉!というワイルドな印象だった。どっちも好き…。
 もちろん千成亭の牛コロッケも安定の味だったけど、別の小さな精肉店で買ったコロッケが、これがもう、じゃがいもと近江肉の甘みだけで勝負してる!って感じで。写真は撮りわすれたけど、すっごく心に残ってる。

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で、またクラブハリエ。彦根城近くにある彦根美濠の舎という店舗で、ほうじ茶ソフトクリーム。ちょっとなめただけで、ほうじ茶の香りが鼻をふんわりと通り抜けていった。意外ともちっとした重めの食感も好き。

 それと、ずっと行ってみたかった、黒壁スクエアにあるカフェ 叶匠寿庵!叶匠寿庵はいわずと知れた和菓子の名店だけど、この店舗には、ここでしか食べられない創作スイーツがあるの…。種類は3つ、ショートケーキとモンブランとレアチーズのクレープ包み。

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 私が選んだのはショートケーキ…その名も「近江のまつりばやし」。ショートケーキを食べるときの特別感、ウキウキ感がぎゅっと閉じ込められたみたいな、かつ和っぽい、かわいい名前。まつりばやしが漢字じゃないところがいいよね。
 生クリームに練乳が使われていて、濃厚なのにやさしい甘さがクセになる。スポンジもふわっふわ、クリームと一緒に口に入れると一瞬で消える。しゅわって。頼りなげに。あれっ今口に入れたよね?ってなるレベル。たっぷり入ったいちごが一番存在感あって、その甘酸っぱさが余計に引き立つ!
 私は本来、 (ごはんでもお菓子でも) 食べごたえのあるもののほうが好きで、ふわっとかしゅわっとかは「好きではあるけど物足りない!」というタイプなのに、このショートケーキにはやられた。というか、しっかりした食感だったら重すぎだったかも。練乳って意外とくどくなりがちだもんね…。

 養老サービスエリアの黒豚まんがおいしかった報告もしておく。肉の甘みとジューシーさの暴力。日本最高峰あんまん (で紹介されたあんまん) も、食べればよかった。

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ソフトシェルクラブ愛してる

 こないだ友だちと、鶴舞駅近くにあるアンヴィエットにベトナム料理を食べに行ったのだけど、そのときソフトシェルクラブの唐揚げがあってついつい頼んでしまった。

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 ソフトシェルクラブというのは脱皮直後のカニのことで、丸ごと食べられちゃう。ので、丸ごと揚げられてこういう見た目…友だちと一緒にちょっとだけ盛り上がった。なんかかわいい。

 おととし頃だったか、生まれて初めてタイ料理店で「プーニムパッポンカリー (ソフトシェルクラブと卵のカレー粉炒め) 」を食べて以来、私はソフトシェルクラブの虜なのである。バリバリ、といっても硬すぎるわけではない殻を歯で砕き、身の旨味を噛みしめる。たまらん。

 ところでベトナム料理やタイ料理といえば例のアイツ、パクチーが付きもの。中学生の頃はじめて食べて、その後しばらくは数少ない「苦手な食べ物リスト」に載っていた。今は苦手というほどではないけど、好んで食べるほどでもない。だから、困ることはないんだけど、ベトナム料理もタイ料理も大好きなのでなんかもったいない気がする。

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 ある日突然病みつきになった!という噂もあるアイツ。好きな人はほんとに好きだよね。パクチーチップスとかパクチードレッシングとか…。私も夢中になりたいなー。